ジャワマングース防除犬
2008年活動報告

 3月23日  環境省那覇自然環境事務所の阿部愼太郎氏より、「AMB(奄美マングースバスターズ)が今後のジャワマングース防除事業で犬を使役することになったので相談に乗ってほしい」と頼まれる。
 3月28日  屋久島救助犬協会としてジャワマングース防除にどのように関われるか、環境省奄美野生生物保護センターの鑪雅哉氏と相談。
 3月〜  ジャワマングース防除犬(以下MBdogとする)候補に、日常的に服従訓練障害物通過訓練他人や環境への馴致訓練を行う。
 3月31日  MBdogがアマミノクロウサギ等の希少動物を襲わないように教育するため、鹿児島のペットショップでミニウサギを購入。
 4月5日  MBdogを育成するため、AMBメンバーを通して奄美野生生物保護センターにジャワマングースの死体を送るように依頼。
 4月8日〜  MBdog候補をミニウサギに対面させる。初めは犬の口にセーフティマスクをはめ、首にリモートトレーナーを着け、馴れるに従いセーフティマスクとリモートトレーナーを外す。
 5月2日  奄美野生生物保護センターより冷凍されたジャワマングースの死体(♂5体、♀5体)が届く。救助犬の育成は無償ボランティアなので動物取扱業の登録は必要とされなかったが、今回は営利での訓練、保管になることを想定し、動物愛護管理法(平成17年6月改正)に基づき、屋久島保健所(鹿児島県知事宛)に動物取扱業の訓練および保管の登録申請をする(販売は登録済み)。動物取扱責任者の要件は、日本愛玩動物協会による二級愛玩動物飼養管理士の資格。
 5月2日〜  ジャワマングースの死体をMBdog候補の前に置いて馴致させ、またその肉を調理して食べさせる
 5月12日  鹿児島県より動物取扱業の訓練および保管の登録証が発行される。
 5月22日〜  MBdogがアマミヤマシギ等の希少動物を襲わないように教育するため、チャボのヒヨコを13羽購入する。MBdog候補をチャボのヒヨコに対面させる。初めは犬の口にセーフティマスクをはめ、首にリモートトレーナーを着け、馴れるに従いセーフティマスクとリモートトレーナーを外す。
 7月4日  MBdog候補の仔犬たち誕生
 7月6日〜  母犬の乳房にマングースの臭いを付けて仔犬に授乳させる
 7月10日〜  仔犬たちのうち牝2頭を選び、「雲居の雁2世」に乳母をさせる
 7月26日〜  MBdog候補の仔犬たちをミニウサギやチャボと対面させる。
 8月7日  性格等により判断して仔犬を入れ替える。
 8月22日〜  MBdog候補の仔犬を1頭に厳選し、ジャワマングースの肉片を食べさせたり、その臭いを付けたぬいぐるみで遊ばせる




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