ボクサー |
ボクサーが犬種として確立したのは19世紀末から20世紀初頭で比較的新しく、原産地ドイツでは警察犬や軍用犬として使役された初めての犬種でした。更に赤十字犬、メッセンジャー犬、荷役犬等としてヨーロッパ各地で活躍し、1925年にはドイツで作業犬としての承認を受けました。現在でも救助犬、警察犬等の作業犬として幅広く使役され、アメリカでは補助犬として使役している例もあります。ドイツ系とアメリカ系がいて、ドイツ系は骨太で逞しく瞬発力に富んでいるのに対し、アメリカ系は全体に華奢で頭部が小さく鼻先も短いです。当犬舎の犬はドイツ系の優良な血統です。ドイツでは1987年に断耳が、1998年に断尾が禁止となりました。日本では断尾、断耳とも任意ですが、日本警察犬協会ではつい最近(2008年度)まで、外産を除き断尾していない犬は審査会(展覧会)への出陳を認めませんでした。断尾はなるべく苦痛や負担を少なくするため、通常は生まれてから数日以内に済ませます。当犬舎でも里親様を募集する時点では既に断尾を済ませていますので、もし断尾していない犬を希望されるのであれば予めご連絡ください。断耳は日本でもしない犬が多くなりました。断耳する場合にはまず腕の良い獣医師がいなければならず、更に切った後も適切に管理しなければ左右均等にまっすぐ立ちません。切る適期は耳の硬さや成長具合等により前後しますが、生後50日から100日の間を目安とします。切った後は耳を良い状態に立てて添え木で固定しますが、犬が自分で添え木を外すことがあるので注意が必要です。しっかり立つまでは早くて1ヶ月、耳の状態によっては数ヶ月以上かかることもあり、近くに良い指導者がいない限りお奨めできません。 ボクサーは標準体重牡26〜35kg、牝21〜29kg、標準体高牡57〜63cm、牝53〜59cmの大型犬で、毛色はフォーン(茶)とブリンドル(茶系縞)の2通りに分けられます。先祖に白い犬がいたことから今でも白い犬がよく生まれますが、体表の3分の1以上が白い犬は血統登録できないことになっています。被毛は短毛のシングルコートなので暑さ寒さともに弱く、夏は涼しく冬は暖かく管理してあげる必要があります。 |
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