******ヤクタネゴヨウ穂木採取******
 1月28日から2月5日までヤクタネゴヨウ増殖・復元緊急対策事業として計画している接木のための穂木採取をしました。この事業の企画・実施は九州森林管理局、実行は林木育種協会です。具体的にはヤクタネゴヨウの枝を採取し、アメリカの五葉松(ストローブマツ)に接木をしてクローン苗を作り、それを育ててから交配させ種子を取って増やすのが目的です。今回は枝を採取するために、わざわざ奈良県吉野郡から木登り名人を呼びました。太い松にあっという間に登っていく様はまさに名人技です。この事業はヤッタネ!調査隊の調査を基に展開されています。

 2月5日は穂木採取の後、木登り名人が本来の仕事のスギの枝打ちのデモンストレーションをして見せてくれました。国有林の中の一本の地杉を選び、屋久島森林管理署長、署員らが見守る中、見事な技を見せてくれました。このデモンストレーションには実は深い意味があります。今回のヤクタネゴヨウの復元事業には、研究者や官僚だけでなく、私たち民間からも多くの人が関わっており、そのことを深く官僚に理解してもらうということです。
2月1日平内

木に登って採取
2月3日平内

先に鎌の付いた測竿で採取
2月5日鍋山

杉の枝打ちデモンストレーション

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