雲居の雁(2世)
雲居の雁

 2006年2月2日、鹿児島県熊毛郡上屋久町(現屋久島町)生まれ。上屋久町に住む救助犬の母「甲斐屋久の夏姫」と福岡県福岡市に住む救助犬の父「武蔵」との間に生まれた。2009年および2013年、富山市で行われたDRDA救助犬審査会に参加し好成績を修め合格。2011年3月には東日本大震災による被災者捜索に出動。またエコツアーに同行して救助犬の広報、宣伝のために一役買い、ツアー参加者や周りの観光客からは雁がいることで場が和む、癒されると大変喜ばれていた。リーダーに対しては絶対服従で、他人に対しては基本的にフレンドリーだが馴れ馴れしくはない。甲斐犬愛護会に登録された生粋の甲斐犬(♀)で国指定天然記念物。息子「玄(Nuuk)」は日本から初めてフィンランドに行った甲斐犬でフィンランド、デンマーク、ドイツ、エストニア等のドッグショーでチャンピオン歴多数、母の従兄弟「虎徹」は愛護会第127回展成犬牡の部1席他、近親の賞歴等多数あり。2019年8月28日没

雁の健康管理と訓練日誌

【犬名】血統登録名=雲居の雁(くもいのかり) 呼び名=かり
【毛色】黒虎毛(黒約9割、茶約1割)
【肩高】46cm
【体重】約17kg
【尾型】差尾
【特技】被災者、遭難者を捜し出してワンワン吠えて知らせる。屋久島の急峻な山、沢にも十分適応しており、角度60°の梯子でも上り下りできる。水泳も得意。
【嗜好】ドッグフード、魚、パン。
【犬籍登録・所属団体】甲斐犬愛護会屋久島救助犬協会
【出動・実績】2008年1月29日〜2月1日、屋久島で山岳遭難者捜索。2008年9月1日、屋久島で山岳遭難者捜索。2010年11月6日、広島県安芸高田市で行方不明者捜索。2011年3月12日〜16日、岩手県上閉伊郡大槌町で行方不明者捜索


このページにリンクしている画像の一部は甲斐犬愛護会会報より引用させていただきました。


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