N有毒!素手で扱うと危険!
── 解っていながら素手で扱う大然 (^_^; ──

1999年3月17日
安房樋ノ口
  ヤマカガシ
Rhabdophis tigrinus

[ナミヘビ科]

分布:本州、四国、九州、大隅諸島、朝鮮、沿海州、中国、台湾など

 本土で最も普通に見かける蛇。体色には変異が多いが、一般には褐色の地に不規則な黒斑が左右交互に並び、その間に赤い模様が入り混じっている。頸部に大きい黒斑があり、若い固体ではその前に走る黄帯が目立つ。東北地方のものは緑色っぽく、関西系は一様に褐色で黒斑が不鮮明。九州系は黒斑が大きく全体に黒味を帯びている。大陸、台湾にいるものは亜種として区別されている。全長60〜120cm、稀に140cm程。水田や河川周辺、その近くの山野などにいて、主にカエルと小魚類を食べている。頸部には頸腺と呼ばれる数対の腺があって、そこの皮膚が破られた場合に出てくる液は有毒である。おとなしい蛇だが稀に咬みついてくることもあり、深く咬まれた場合には毒が入ることもある。死亡例もあるので注意が必要。軍手などをして扱う様にしたい。

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