第10回全国災害救助犬認定審査会

平成15年10月25日(土)〜26日(日)
富山県婦負郡山田村 牛岳スキー場


服従作業
1.紐付脚側行進(常歩・速歩)
 審査員の指示により脚側停座させ申告する。
 審査員の指示により出発点(イ)に行き脚側停座させ、指示により出発。
 常歩脚側行進で(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)と進み、(ニ)の地点まで来たら回れ右をして止まることなく速歩に入り、(ニ)、(ハ)、(ロ)、(イ)と進む。
 (イ)の地点まできたら回れ右、脚側停座させる。(C)地点近くに係留された犬がいる。
2.紐無脚側行進(常歩)
 審査員の指示により犬から紐を外す。紐付脚側行進の時と同じ要領で行うが速歩はなし。行きのA地点で群集の中での脚側停座。審査員の指示により、再び脚側行進を始める。帰りのB地点で後方から3、4人のジョギング者が通り過ぎる。(C)地点近くに係留された犬がいる。
3.停座、伏臥、立止(対面で1回)
 (イ)の地点より脚側で(ロ)の地点まで行き、回れ右で止まり停座させ、指導手は常歩で(イ)の地点に戻り、回れ右をして犬と対面し、審査員の指示により一声視符のみで、それぞれ伏臥、立止、停座の姿勢をとらせ、指示により招呼、脚側停座させる。
 
(ロ)


(A)


(イ)




   (B)
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(ハ)


(C)


(ニ)

(イ)、(ロ)、(ハ)、(ニ)の間はそれぞれ10メートル
(A)、(B)、(C)はそれぞれの中間地点
4.幅跳び
 幅跳び台の手前、任意の位置に行き脚側停座させ、審査員の指示により幅跳びをさせる。犬が飛び越えたならば直ちに「待て」をかけ、審査員の指示により犬の右側に至り、指示により脚側停座させる(犬の大小により巾が異なる)。
5.休止
 指定された場所に行き、審査員の指示により犬に休止の姿勢をとらせ、犬を係留し、指示により指導手は指定された場所に行く。休止修了後、審査員の指示により指導手は犬のもとに戻り、指示により脚側停座させて終了。

障害物通過作業(紐無しで行う・声符視符有り)
 障害物の手前(出発点任意の位置)に行き、犬を脚側停座させ、審査員の指示により始める。障害物通過後、脚側停座で終了とする。審査員の指示により次の障害物に進むものとする。


トンネル通過
 

シーソー歩行通過


不安定足場通過(中央で止まる)
(ブルーシートに包んだ発泡スチロール)
 

不安定足場通過
(ビニールトタンの下にブルーシートに包んだ発泡スチロール)


梯子高所障害通過

捜索作業
(A)平地災害(森林・森・草原)
(B)自然災害(家屋倒壊)
 ヘルパー数名・捜索時間8分間(出発点から時間をカウント)
 指導手は犬の紐、首輪を取りはずし、出発点に入り犬を脚側停座させ、審査員に申告し、審査員の指示により作業を開始する。

 ダミー(ボールや食べ物)等を使用する場合には出発前に申告する。終了後、ダミーの確認をする。
 捜索区域に立っている赤いコーンの範囲内には指導手は入れない。
 捜索中の声符・視符・誘導は行ってもよい。
 発見したならば指導手は手を挙げ審査員に知らせ、確認に入るか、入らないかは審査員の指示に従う。



注 意


 服従作業、障害物通過の審査結果がそれぞれ合格点に達しない場合は、他の作業で合格点に達しても不合格となる。

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