1999年6月24日 安房林道 |
オオイタドリ <大虎杖> Polygonum sachalinense FR. SCHM. [タデ科] 分布:北海道、本州(北部〜中部の日本海側)、サハリン、千島 山地の渓流の岸に多い多年草。 sachalinense は "サハリンの" の意味。イタドリ Polygonum cuspidatum SIEB. et ZUCC. に似るが、全体に大型でやや薄白く、茎は高さ1〜2mになり、葉は長さ15〜30cm、幅10〜20cmで裏が白っぽく、花序には密に毛があり、果実は長さ3mm程。イタドリ同様、葉柄の付け根の下側に花外蜜線があるが、イタドリのそれが赤いのに対し淡緑色である。左の写真は車道脇に生えていたものだが、この付近は道路工事によって削られた斜面の保護のために、植物の種の吹き付けを行った。その種の中に本種の種も混じっていたのであろう。 |