1998年10月1日 小瀬田長峯 |
ナンバンギセル <南蛮煙管> Aeginetia indica LINN. var. gracilis NAKAI [ハマウツボ科] 分布:日本全土 開花期:7〜10月 葉緑素を全く含まず、ススキなどイネ科植物の根に寄生する一年草。茎は短く地上に出ず、分枝して少数の鱗片葉を付ける。花の柄は鱗片葉の脇に単生して直立し、高さ20〜30cm程で上端に1花を付ける。名の由来は細い花の柄をキセルの羅宇(ラオ)に、花を雁首(ガンクビ)に見立てたもの。古くは横向きに咲くのでオモイグサと呼んだ。母種(var. indica)はマレーシア、インドに分布する。 |