1998年10月20日
小杉谷


1998年10月20日
大王杉付近
  台風で落ちた球果

1999年9月24日
大王杉付近にて採集
  モミ
<樅>
Abies firma SIEB. et ZUCC.

[マツ科モミ属]

分布:本州(秋田県以西)、四国、九州(屋久島が南限)

開花期:5〜6月
熟果期:10月

用途:庭木、建築材(天井板など)、棺、塔婆、経木材、パルプ

 常緑高木。屋久島では胸高直径2mを超える大木も多い。左の写真のものは胸高直径1.5m程。樹皮は暗灰色で鱗片状にはがれる。葉は長さ20〜35mmの線形で、若木や萌芽枝では鋭く尖り、老木では鈍く、ともに2叉している。葉裏には淡緑色の気孔線が2本ある。球果は長さ10〜15cmの円柱形で初めは緑色、成熟すると灰褐緑色となり、上向きに付く。塔婆として使われるのは材が白色で墨の乗りが良いため。

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