屋久町民報
創刊号 02.11.01
屋久町民報社
屋久町安房平野
TEL・FAX 0997-46-3830
屋久町にもガラス張りの町政をめざす日本共産党の議員を!
日本共産党屋久町支部が、町議選予定候補者に
木下しのぶさん(64才)を決定
  プロフィール
☆ 1938年 愛知県の医師の家庭に生れる。
☆ 1960年 三重大学学芸学部卒
☆ 1960年 三重県浜島中学校教諭
☆ 1963年 三重県立養護学校教諭
☆ 1972年 東京都立養護学校教諭
☆ 1998年 定年退職
☆ 1999年 屋久島に移住
☆ 家族は、息子夫婦と孫一人、平野在住
☆ 趣味は読書
ごあいさつ
 3年前から、屋久島に住ませていただいています。素晴らしい自然と温かい人々にお会いし、その中で暮らせる幸せを感じています。
 当時、使用済み核燃料の中間貯蔵施設を、西之表市の馬毛島に誘致する動きがあることを聞き、漁民の方々や島を大切にしたい方々と一緒に運動を続けてきました。最近、東京電力などの原発で、不正な情報隠しが明らかになり、あの運動の大切さを思い出しています。9月になり、有事立法や、町村合併のことや国民宿舎問題が議会でどのように論議されているか、議会を傍聴しました。「有事法制を許さない島民の会・屋久町」が出していた請願は継続になりました。川内原発、児童館に関する陳情も継続です。国民宿舎問題は、6月議会で大変重大な決定がされていることがわかりました。屋久町議会にも、スジを貫く日本共産党の議員がどうしても必要だと思い、党公認をお受けして頑張ることにしました。
 
木下しのぶさんに期待します
寺田 節夫(永久保)
 不況で苦労している町民の間では、「議会は何もならん。議員は、半分でよか」という声を良く聞きます。
 何故そうなのか。議会で何が議論されているか分からない。議会報告を詳しくする議員がいない。ほとんどがオール賛成という状況に問題があるのかなと思います。上屋久町や、中種子町、南種子町でも共産党の議員が、議会毎に質問をし、町政報告を行い、「町政がよく分かる。」と好評だと聞いています。こんな時に、町民の暮らしを守って、頑張る議員が必要だと思います。
 木下しのぶさんは、永い間、養護学校の先生をしておられただけに、弱い立場の人の声を聞く耳と温かいハートの持ち主です。屋久町に初の女性の共産党の議員をと期待しています。
 
おやくそく
○ 議会毎に、町民の声を取り上げ発言し、報告します。
○ ガラス張りの町政をめざします。
○ 町民の立場で、是は是、非は非とスジをとおして頑張ります。
○ 世界遺産の島を誇りに、自然と人が大切にされる街づくりをめざします。
 
木下しのぶの町政リポートNo.1
町長は「身の丈に合ったものに見直す」と公約したのに……
町議会が、全員一致で「百室の大型ホテル」建設促進を決める

 「町に『百室の大型ホテル』を作るような動きがあるようだ。大変なことになる、調べて欲しい。」と町内の民宿の主人から、日本共産党屋久町支部の木下しのぶさんに相談があったのは、10月の中旬。木下さんは、早速町議会の事務局を訪ね、議事録を調べました。
 えっ、うそでしょうと驚く木下さん
 平成14年度の6月議会の議事録を読んでいた木下さんは「えっ、嘘でしょう!」と驚きの声をあげました。
 施設規模は……100室を基本とすること
 とありました。地域活性化対策特別委員長が、国民宿舎跡地の利用についての最終検討を行って結論に達したという報告の中に「第3セクターも含め、……」「施設規模については、調査を行ってきた100室を基本とすること」という内容がはっきりとのべられています。
 それだけではありません。木下さんが驚いたのは、この結論にもとづいて町に「慎重かつ迅速に事業実施に向け行動を起こせ」という意見書が、全員一致、しかも質疑なし、異議なしオール賛成で決定されたことです。
 いわさきホテルのような大きいホテルが町民の願うものでしょうか。
 これまで尾之間の国民宿舎の温泉は、町民や旅行者が安く、気楽に利用できる温泉として利用されてきました。国民宿舎が閉鎖されてから、尾之間の町並みが暗く寂しくなった、と町民から「一日も早い再開を」願う陳情が議会に出されていました。しかし、第3セクターとはいえ、100室の大型ホテルは町民が願っているものでしょうか。
 ある町民は、「6千万円かけて整備された湯泊の露天風呂は、地域の人だけでなく広く島内の人々や旅行者にも大好評だ。豪華なホテルでは地元の人も気軽に利用できない。地元の住民が利用しやすいものにすべきだ。」と訴えていました。
 財政的にも心配な計画では……
 客室数100の大型ホテルだとすれば、これまで問題になってきたホテルとどこがどう違うのか、町民にも説明する必要があります。前のホテル計画では、約35億円もかかるといわれていました。
 宮崎のシーガイヤに代表される、第3セクターで作った全国各地のリゾートホテルは大赤字で、最後は自治体が税金を持ち出し、破産しているケースが続出しています。町の借金は約80億円、町民一人当たり約114万円となっており、思うような財政運営が出来なくなっています。そんな時、大型ホテルに莫大な町のお金をつぎ込むことが正しいのか。町民の声を聞く必要があるのではないでしょうか。
 町長は「身の丈にあったものに見直す」と言っていたのに……
 2月の選挙前、大型ホテル建設に対して町民の不安の声が大きくなったため、町長は「見直す」と言っていました。ところが、議会は町長が以前言っていたような大型ホテル建設の促進の意見書を全員一致で採択しました。どうしてこうなったのか。これからどうなるのか目がはなせません。町民のみなさんのご意見を「屋久町民報社」にお寄せください。

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