1998年10月10日
小杉谷山荘跡
  メタセコイア(アケボノスギ)
Metasequoia glyptostroboides HU et CHING.

[スギ科メタセコイア属]

分布:中国四川省

開花期:2〜3月
熟果期:10月

用途:枕木、公園樹、並木、建築、器具材、家具、薪炭

 1945年、揚子江の一支流磨刀渓の奥地で発見された落葉高木。自生地では高さ35m、直径2.5mになるものもある。生きている化石として有名。日本の第三紀層(約6500万年前〜200万年前に生じた地層)から化石が見つかっており、1941年に三木茂博士がこの属名を与えた。自生地の種子をアメリカで育成したものが、1949年秋に日本に100本送られてきて、以後挿木繁殖によって全国に広まった。樹皮は赤褐色で縦に裂ける。枝や葉は対生し、小枝は秋に葉と一緒に落ちる。果実は長さ20〜25mmの卵状球形。

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