2月27日、工事差止め仮処分の採決が出ます。(鹿児島地裁)

 今年2月27日は歴史的な日になりそうな予感がします。馬毛島の採石工事差止めの仮処分申し立てに、裁判所はどのような判断を示すのでしょうか。もし、裁判所が工事差止めを認めたとしたら、日本中が大騒ぎになるかもしれません。時代の流れは間違いなく、開発より環境優先に傾いています。裁判官の勇気あふれる決断を期待しています。
 馬毛島問題は、自然環境だけではなく、地元経済やゴミ、役所の問題等あらゆる社会問題を含んでいます。私たちが克服すべき課題は多く、馬毛島を通して足元を見つめ直したいと思います。
 豊かでかけがえのない馬毛島の自然環境を保全しながら、種子島も、かつてのような緑深い大地と恵み多き海を取り戻すよう、うまずたゆまず前進していこうではありませんか。

平成14年1月7日(瀬下 満義)

馬毛島の自然を守る会・屋久島