しんぶん赤旗 2011年7月9日
馬毛島に基地いらない
隣接の種子島 女性反対集会

 日米両政府が鹿児島県西之表市の馬毛島を米空母艦載機離着陸訓練(FCLP)の候補地とし、防衛省が同島を陸海空自の重要拠点に検討している問題で8日、同島に隣接する種子島(同市役所前)で「馬毛島を守る女性の会」が決起集会を開き、参加者は「静かな島を守れ!」「子どもの未来を守る!」などと書かれた、うちわを掲げました。
 住民でつくる同会の発起人・目迫エミ子さんは「米軍のための訓練基地も自衛隊基地もまったく同等に考えるべきです。戦争につながるようなことを絶対に受け入れてはならないのです」とあいさつしました。
 生まれも育ちも西之表市だという女性(73)は、「これほど住民の生活が脅かされそうになったのは初めて。騒音や米兵犯罪が不安です。ずっときれいで穏やかな種子島であってほしい」と述べました。女子学生(16)は「米軍受け入れによる目先のお金よりも、観光資源豊かな地域を守りたい。外国の軍隊は日本にいらない」と語りました。

馬毛島の自然を守る会・屋久島