南日本新聞　2011年５月17日
馬毛島訓練移転　種子屋久首長ら断固反対を再確認

　在日米軍再編で米軍厚木基地（神奈川県）から岩国基地（山口県）に移転する空母艦載機について、防衛省が馬毛島（西之表市）で陸上空母離着陸訓練（FCLP）を実施する方向で最終調整に入ったとの報道に対し、地元の首長らは16日、断固反対の意思を再確認した。
　種子島と屋久島の１市３町の首長、議長、地元選出県議計10人で構成する「米軍基地等馬毛島移設問題対策協議会」（会長・長野力西之表市長）は同日がたまたま年１回の総会日にあたった。
　西之表市役所であった総会は「みな大変憤慨した」（長野市長）雰囲気。近く上京し国側に直接反対を伝えることや、反対の意思を明確にするため横断幕を１市３町にそれぞれ設置することを決め、あらためて徹底抗戦を確認する場となった。