産経ニュース 2010年11月11日
立石建設工業元社長3億2000万円脱税で在宅起訴

 土地の売却で損失が出たように装って法人税約3億2千万円を脱税したとして、東京地検特捜部は11日、法人税法違反の罪で、建設会社「立石建設工業」(東京都世田谷区)の立石勲元社長(77)を在宅起訴、法人としての同社を起訴した。  起訴状などによると、立石被告は富山県などの自社の土地を売却していないのに、グループ会社に簿価より安く売って損失が出たように装い、平成20年8月までの1年間の所得約10億7100万円を隠して法人税約3億2千万円を免れたとされる。  立石被告は鹿児島県の東シナ海沖の無人島、馬毛島の大半を所有する「馬毛島開発」の社長で、同島の開発に関し負債があったという。米軍普天間飛行場移設問題で同島への受け入れに前向きな姿勢を示したこともあった。

馬毛島の自然を守る会・屋久島