おかげさまで「馬毛島、宝の島」（南方新社）ができあがりました。馬毛島を自然環境の破壊から守りたい、そのための幾ばくかの力になりたい、という願いから本誌を企画しました。なお、執筆者の方々は、玉稿をお寄せくださり、有り難うございました。
　採石業者＝馬毛島開発（株）を相手とした裁判は、現在「入会権確認請求訴訟差戻審」のみとなっていますが、この裁判の行方は依然として判然としません。また、採石事業の先に見え隠れしている軍事基地問題なども懸念され、予断を許せません。
　馬毛島の自然を次世代に残し、自然を活かして有効に活用するためには、熊毛地域の住民が中心となり、提言していく必要があります。本誌がそのための素材になれば、と願っています。本誌の頒布価格は、１冊1,575円（税込価格）ですが、売上代金の一部が、馬毛島の環境保全運動に使われます。
　つきましては、どうかこの趣旨をご理解いただき、多くの方々に本誌の購入をお薦めくださいますようお願い申し上げます。