仮処分申請の第二回審尋

 5月10日、二回目の話し合いで双方の言い分を聞きました。5月11日の南日本新聞には次の様に掲載されました。

馬毛島採石差し止め訴訟
地裁、現地検証の意向
工事の一時自粛要請

 種子島沖に浮かぶ馬毛島での採石事業計画をめぐり、西之表市の市民グループ「馬毛島の自然を守る会」(田添辰郎代表)のメンバーらが、事業者の馬毛島開発(東京都)に工事差し止めを求めた仮処分申請の第二回審尋が十日、鹿児島地裁(平田豊裁判長)であった。
 平田裁判長は「梅雨時は大量の土砂流出の恐れがある」とした原告側の主張を受け入れ、業者に次回審尋の七月三日まで工事自粛を求め、現地検証を行う意向を示した。
 原告側代理人の菅野庄一弁護士が審尋終了後に明らかにした。裁判所による仮処分申請中の現地検証は異例という。
 菅野弁護士によると、同日の審尋では、四月二十二日に現地調査した専門家の意見書が提出された。意見書は「大雨時に発生する土砂などが海藻やイセエビ、ナガラメなど漁業資源に与える影響は調査しなければならない」などとしている。
 同社側は「採石場現場の隣に造られた沈砂池は、定められた基準の七倍以上の容量がある」としているという。

馬毛島の自然を守る会・屋久島