1998年7月
平内海中温泉付近
  クマゼミ
Cryptotympana japonensis KATO
 はんし
[半翅目セミ科]
日本にいるセミは20種程だが、世界では1500種程記録されている。樹木の幹や枝に産み付けられた卵から孵った幼虫は土中にもぐり、樹木の根から液を吸って成長する。幼虫期間は2〜3年から、長いものでは北米のジュウシチネンゼミの様に10年以上のものもいる。鳴くのは♂だけ。成虫は1週間〜10日程しか生きない。
英名:cicada

分布:本州(東京以西)、四国、九州、沖縄、中国

 暖かい地方に多く、ミカン、カキ、センダンに多いという。鳴き声は大きく、シャアシャア(シャンシャン、センセン)と聞こえる。成虫は7月中旬〜9月上旬に見られる。体は黒色で金灰色の微毛がある。翅は透明、翅脈は緑色。体長約65mmで日本最大。

昆虫のトップへ