2000年5月23日 小瀬田長峯 |
コウモリガ Endoclyta excrescens BUTLER [鱗翅目同脈亜目コウモリガ科] 分布:日本各地、満州、アムール 開張90mm程の大型のガで、羽根を閉じてとまった時の様子がコウモリがぶら下がっているように見える。夜、電灯に集まる。幼虫の食草は各種果樹、林木、雑木、庭木、花卉、トウモロコシ、ホップ、タバコ、ナス、トマト、ヨモギ、イタドリ、オオムギなど多食性である。茎に入り、坑道を作りながら食べ進む。穿入孔に大きい繭を作り坑道内で蛹化。一年性の草本に入った場合、その年の夏から秋に羽化し、多年性の草本や木本に入ると幼虫のまま越冬し、翌年または翌々年の夏から秋に羽化する。年1回、または2〜3年に1回発生。卵で越冬し翌春孵化。年を重ねる時は幼虫で冬を越す。成虫は夕暮れに飛びながら産卵する。 |