1999年10月25日
安房樋ノ口

 屋久島が島として孤立してから2万年近く経つが、海を隔てた種子島、九州南部と形態的分化がないのは、おそらく土中生活をするため、環境変化の影響を受け難かったためではないだろうか。

  コウベモグラ


[食虫目モグラ科]

分布:朝鮮半島南部、本州中部以西、九州、四国、対馬、種子島、屋久島
低地〜1000m

 体長125〜185mm。東日本に住む日本特産種アズマモグラより一回り大きい。モグラは肉食性で土中のミミズ、昆虫などを食べる。小型な上に土を掘りながら移動するため非常に高エネルギーを必要とし、一日に自分の体重と同じくらいの食物を食べる。また食物を探すために非常に広範囲を移動し、そのテリトリーは1ha以上に及ぶと言われている。

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