1998年10月20日 トロッコ道迂回路
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カヤ <榧> Torreya nucifera SIEB. et ZUCC. [イチイ科カヤ属] 分布:本州(宮城県以西)、四国、九州、朝鮮(済州島) 開花期:4〜5月 用途:庭木、建築・彫刻材、碁盤、将棋盤、風呂桶 薬用:種子は榧実と呼び、脂肪油を多量に含むほか、固体酸を約9%、液体酸(油酸、リノール酸など)のグリセリドを含む。葉は精油を0.2%含み、その主成分はリモーネン約60%、その他カンフェン、ピネン、カジネン、トレヨールなど。また二重分子フラボンのカヤフラボンを含む。 常緑高木。雌雄異株。山地に生え、大きいものは胸高直径2.5m、高さ35mにもなる。左の写真のものは胸高直径8cm程。樹皮は青灰色で老木になると縦に薄くはがれる。葉は長さ2〜3cmの線形で固く、先は鋭く尖る。実は油を絞ったり、炒って食べることが出来、菓子の原料となる。 |