2010年度災害救助犬ネットワーク認定審査会 | |||
2010年10月29日(金)〜31日(日)、富山市立山山麓スキー場に於て、2010年度災害救助犬ネットワーク認定審査会が開催されました。39チームが審査を受け、19チームが合格しました。審査委員長は堀内壽子氏、審査員は池澤清隆氏、大原茂雄氏、鈴木勝俊氏等9名、顧問には坂井貞雄氏、他進行、要員、ヘルパー、運営等総勢36名のスタッフが務めました。屋久島救助犬協会からは木下大然&ルビーチーム、木下大然&奄美の守卯チーム、木下香里&レンチーム、木下香里&無垢チームが審査を受けました。 |
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2010年度災害救助犬認定審査規定 |
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瓦礫捜索は集落の中の空き地を利用して行われました。3人のヘルパーが隠れ、制限時間は10分でした。指導手は動ける範囲が限られているので、離れたところから犬を操作して建物や瓦礫の中を捜索します。ルビーは意欲的に捜索し、3人のヘルパーを発見しました。守卯と無垢は1人のヘルパーを発見しましたが、その後捜索意欲が薄れてしまいました。レンは最後まで捜索していたものの、ヘルパーに執着せず咆哮しませんでした。 平地捜索は緩斜面の林内で行われました。2人のヘルパーが隠れ、制限時間は10分でした。ルビーは1人のヘルパーを発見し、もう1人の臭いを取ったところで時間切れになりましたが、最後まで意欲的でした。守卯、無垢、レンは見当違いのところを捜索し、途中で意欲が薄れて1人も発見できませんでした。 |
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服従、障害物通過は山野スポーツセンター(宿泊所)前の広場で行われました。雨天でコンディションの悪い中、ルビー、守卯は停座、伏臥が今一つでしたが、きちんと号令をきいて全ての作業をこなしました。無垢は停座、伏臥が殆どできず、波板の不安定通過もできませんでした。レンは休止中に警戒吠えをしてしまいました。 | |||
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ルビーは瓦礫捜索、平地捜索、服従、障害物通過審査の全てに良い成績を収めたのでS(special)級の審査を受けました。2人のヘルパーが隠れ、制限時間は10分でした。S級はスキージャンプ競技場の着地斜面で行われ、実際の捜索を想定して指導手が動ける範囲は制限しませんでした。残念ながら1人のヘルパーを発見したところで時間切れとなりました。 顧問の坂井氏から「指導手の動きはS級だ」と言われましたが、犬の動かし方が今一つということで結果はA級止りでした。 合否発表後、訓練審査部長の大原氏から「今年は全体的に成績が悪かった」という評言がありましたが、私たちは4頭も受けて1頭しか合格しなかったので、評価を下げる原因をつくってしまいました。これに懲りず、また来年の審査会や実動に向けて更に研鑽を積んでいきたいと思います。 |
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