1993年8月
屋久島
  イバラカンザシ
Spirobranchus giganteus

[環形動物多毛綱定在目カンザシゴカイ科]

分布:本州中部以南

 体長3〜7cm。石灰質の厚い管の中に住み、鰓糸が螺旋状に並んで円錐状になった鰓冠(さいかん)を出す。鰓冠は赤、青、橙色や斑入りのものなどがあり、色とりどりのクリスマスツリーのようで美しい。1本の柄の先端に殻蓋(かくがい)があり、その上面には三叉の角のような突起がある。南方海域では管の上にイシサンゴ類が被さって、サンゴの中から鰓冠が出ているように見える。

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