開花期:6〜7月 熟果期:10月
用途:庭木、公園樹、器具材、床柱、野球のバット
落葉高木。山地に生え、高さ15〜20mになる。樹皮は淡赤褐色で薄くはがれなめらか。花は直径2cm程。和名の由来はシャラ(ナツツバキの別称)より花が小さいため。ただしナツツバキのことをシャラ=娑羅双樹と呼んだのは誤り。本当のシャラはお釈迦様が入滅なさった時にその周りに生えていたというインドの木である。 平家物語・巻1に「娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす(さらそうじゅのはなのいろ、しょうじゃひっすいのことわりをあらわす)」とあるが、これはナツツバキの純白の落花が褐色に変色していく様子を、盛る者もいつかは必ず衰えるのだという道理に例えている。
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