1998年7月12日 栗生海岸 |
ハマゴウ Vitex rotundifolia L. fil. [クマツヅラ科ハマゴウ属] 分布:本州、四国、九州、台湾、東南アジア、オーストラリアなど 開花期:7〜9月 用途:線香、灰汁は染料 薬用:果実を蔓荊子(まんけいし)と呼び、成分は精油と脂肪油のほかフラボノイドの
vitexicarpin が知られる。葉は蔓荊子葉(まんけいしよう)といい、camphen,
dipentenol, terpineol, acetate
などからなる精油、フラボノイドの luteolin-7-glucoside
などが見出されている。 海岸の砂地に生える落葉小低木で高さは50cm程。根は地下数mまで伸び、葉には毛が密生している。そのため夏の炎天下の焼け付く様な砂浜でも平気である。紫色の香りの良い花を付ける。茎や葉にも香りがある。 |