代表ご挨拶
 鹿児島は美しい自然に恵まれ、その自然に即した産業、文化を育ててきました。一見、自然界からかけ離れたように見える現代社会においても、私たちは伝統文化による季節ごとの祭りや行事、昔ながらの郷土料理などを通じて、自然と深く関わって暮らしています。それは、私たちの大切な財産であり、現代に生きる私たちはそれを後世に伝えていく義務を負っていると思います。

 残念ながら、日本在来のニホンミツバチという身近な生き物の世界にも近代化の波が押し寄せ、輸入野菜や果物等に紛れて持ち込まれたアカリンダニの寄生により衰弱して越冬できなかったり、近年主流となっているネオニコチノイド系農薬による大量死が各地で報告されています。ミツバチは花を咲かせる多くの植物の花粉を媒介し、植物が子孫を残すための重要な役割を担っています。ミツバチがいなくなれば森がなくなり、畑の作物も実らず、人も路頭に迷うことになるでしょう。

 次の世代の者たちが、美しい自然環境を受け継ぎ、豊かで平和な生活を送れるように、私たちは何をすべきか考えていかなければなりません。ニホンミツバチを通して交流を深め、一緒に考えていこうではありませんか。
ニホンミツバチかごしまネット
代表
四位 守(しい まもる)

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