バナナ(実芭蕉)
2012年10月31日 鹿児島県指宿市 指宿ロイヤルホテル
[ショウガ目バショウ科バショウ属]
学名:Musa spp. 英名:Banana
分布:熱帯アジア、マレーシアなど
 高さ10m近くに育つものもあるが、常緑多年草であり木本ではない。バナナの栽培の歴史は大変古く、紀元前5千年〜1万年頃と言われている。現在では熱帯アジアを中心に世界の亜熱帯から熱帯にかけて広く栽培され、その生産量は1億トンを超える。日本では少量ではあるが、主にシマバナナと呼ばれる品種が南西諸島などで生産されている。バナナ(実芭蕉)はバショウ属の中で実を利用するもので、繊維を利用するものは糸芭蕉と呼び、沖縄県、奄美群島では芭蕉布を織って着物などに利用する。また花を利用するものは花芭蕉と呼び、沖縄ではお盆飾りに使われる。

 指宿ロイヤルホテルから海岸に下りる道沿いにはたくさんのバナナが植栽されており、この写真を撮影した時には、コガタスズメバチが盛んに蜜を吸いに集まって来ていた。

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