2011年7月27日 鹿児島県熊毛郡屋久島町永田
マルバニッケイの生木
 海岸から僅か100メートル、標高10メートルほどの所に生えているマルバニッケイの生木の洞(地上高2メートルほど)に作られたニホンミツバチの自然巣。

 屋久島の海岸地帯は真夏には高温となるが、生木の洞の中なので、暑い日でも木が吸い上げた水が蒸発する時の気化熱で冷やされ、住み心地は良いと思われる。近くには綺麗な清水も湧いている。

 マルバニッケイはクスノキ科ニッケイ属の常緑亜高木で九州の一部のみに分布する日本固有種であり、環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)に指定されている。ニホンミツバチもネオニコチノイド系農薬や外来種のダニによる病気等で生存が脅かされている昨今、絶滅危惧とならないよう願うばかりである。

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