1998年12月5日
尾之間
  アリドオシ
<蟻通し>
Damnacanthus indicus GAERTN. fil.

[アカネ科アリドオシ属]

分布:本州(関東以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部、アジア東南部

開花期:5月
熟果期:10月

 常緑小低木。山地の林内に生え、高さ30〜60cmになる。枝には長さ1〜2cmの鋭い棘が多数あり、蟻でも通しそうなところからこの和名が付けられた。葉は対生し、長さ1〜2.5cmの卵円形で全縁。先端は尖り、質は固くて表面に光沢がある。5月頃、葉腋に白い花を1〜2個ずつ付ける。花冠は長さ1cmの筒型で、先は4裂する。果実は直径5〜6mmの球形で10月頃赤く熟し、翌年3月頃まで付いている。センリョウ、マンリョウなどと一緒に寄せ植えし、お金が有り通しであることを願う。

木本のトップへ