1998年8月上旬 小瀬田長峯 |
タネガシマムヨウラン <種子島無葉蘭> Aphyllorchis montana REICHB. fil. ; A. tanegashimensis HAYATA [ラン科タネガシマムヨウラン属] 分布:高隈山、屋久島、種子島、沖縄、台湾、インド東部 開花期:8〜9月 疎林下または竹林下に生える。根は水平に広がる。花茎は褐紫色で高さ40〜80cm。鞘状鱗片葉は広卵型でやや茎を抱く。淡黄色で紫色の小斑がある小型花を、10〜20個総状花序に付ける。ランの仲間は根で菌と共生し養分を得ているが、それが進んだものではこのタネガシマムヨウランのように、葉緑体を失って腐生生活を営むようになる。 |